★手土産は難しい
年に一度、故郷に一人残している高齢の母親を訪ねて、東京から戻って来る知り合いがいる。
彼女は、去年も今年も、ゴールデンウィークに戻ってきた。
帰省のたびに、我が家にも手土産を持参する。
時々、その母親をドライブに誘ったり、一緒に食事したりして、面倒をみてあげているからだろう。
去年のGWも今年のGWも、手土産はマカロンの詰合せだった。
実は、わたしはマカロンが好きではない。
甘味が口に合わないし、あのフニャ〜〜〜とした食感が好きではない。
しかし、彼女にしてみれば、とりあえず、珍しいフランス菓子だから喜んでもらえるだろう、と思って買って帰るのだろう。
夫もマカロンが好きではない。
だから、先日、また、マカロン詰合せをいただいた時に、
「これ、食べないからどこかにあげようよ」
とわたしは言った。しかし、夫は、
「もったいない!」
と言って、おいしくない、おいしくないとブツブツ言いながら食べている。
もったいない話だ。
手土産のお菓子というのは、毎回、変える方が良いと思う。
貰った方は、たとえ好物ではなくても嬉しそうな顔をするものだから。
来年はマカロン詰合せでなければいいけどなぁ。
一年後のことを心配するわたし…。
他に考えることはないのかっ!