ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

★KYな親

今の時期、ヨーグルトに混ぜて食べるのはゴールドキーウィのことが多い。
ゴールドキーウィの強すぎる甘さがヨーグルトで緩和され、おいしく食べられる。

ところで、キーウィを見ると思い出す。

台中での結婚披露宴の朝のことである。 
前夜から台中のホテルに親子3人で泊まっていた。
起き上がる前に、3人のお喋りが始まった。
数時間後に結婚式を控えた親娘3人である。

なのに…  

夫が、前夜、婿殿の実家で出されたキーウィが硬かった、と言った。
娘が皮を剥いでわたし達に出してくれたキーウィのことだ。わたしは、
「そうそう、あれ、硬かったよね。全然、甘くなかったしぃ。まだ、熟してなかったよぉ」
と言って、娘にキーウィの食べ頃を教えてやった。すると、
「あれはね、お母さんがパパとママにって言って冷蔵庫から出してきたんだからしょうがないでしょ」
と言うので、わたしが驚いて、
「え〜〜〜!キーウィは冷蔵庫に入れたら追熟しないよ〜!」
と大きな声で言った。しかも、
「お母さんにも教えといてあげたらぁ」
などとおせっかいなことまで言ってしまった。
とたんに娘が不機嫌になった。
そして、怒ったように言った。
「あの時、お母さんはね、お父さんのことで取り乱してたのに、果物が熟してるの、いないのって、ホント、ママもパパもKYよねっ!」

娘に叱られるのには慣れているが、嫁ぐ日の朝くらいは、もっと別れにふさわしい話題はなかったのか、と今でも思うのだ。

いやぁ、いかにもわたし達らしい。