ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

★頭の悪い猫


我が家の勝手口には猫専用ドアが付いている。
猫の首に付けたマグネットと反応して、磁石を埋め込まれたドアが開く。
つまり、そのマグネットをしている猫だけが出入りできる高度な猫ドアだ。

そのドアを取り付けたとき、我が家では猫を2匹、飼っていた。
一匹は2,3度、練習して、直ぐに出入りできるようになったが、もう一匹は習得するのに一週間かかった。

姉の家も猫を2匹飼っていて、我が家の猫専用ドアを見て、早速、取り付けた。
やはり、一匹は一日で出入りできるようになったが、もう一匹は3,4日かかったそうだ。
猫にも頭の良し悪しがあるのよねぇと話したものである。

さて、実家でも猫を一匹、飼っている。
弟と嫁にしか懐かない猫で、母など傍にも寄って来ないそうだ。
わたしが実家に行っても、わたしの姿を見ると、矢のように飛んで逃げていく。
姉など、車が停まっただけで、姿を隠すとのこと。
全く可愛くない猫である
だから、姉もわたしも日頃から、あの猫は可愛くない!とけなしている。

実家では、これまで、裏口を少し開けて猫の出入り口にしていた。
ところが、24,25日と一家総出で出かけることになった。
実家から300キロ離れたK市で姪の結婚式があり、一家で泊りがけで行くことになったのだ。
姪の結婚式だから、もちろん、わたしも夫も出席する。
結婚式の翌日はK市を観光。
結婚式を兼ねた旅行のようなものである。

話を元に戻そう。
飼い猫のために裏口を開けたまま一泊旅行に出かけるわけにはいかない。
わたしに猫専用ドアの相談があったので、同じ製品を紹介してあげた。

猫ドアを取り付けて3日が過ぎた。
しかし、実家の猫はいまだに猫ドアから出入りできないそうだ。
24日までには出来るようにならないと、皆、安心して出かけられない。
結婚式の日程は早くから決まっていたのだから、早めに取り付けておけばよかったものを、と思うが、今更どうしようもない。

わたしと姉は、「アレはやっぱりバカ猫だったかねぇ」と言って笑っている。