ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

★猫のIQ

★頭の悪い猫にも登場した我が家の猫のこと。
猫ドアから出入りできるようになるのに一週間もかかった猫は、1年半前に死んでしまった。
2,3度、練習しただけで直ぐに出入りできるようになった賢い方の猫は今も健在である。

2,3日家を空けたり、あるいは、夜、帰りが遅くなると、いつも車の停まる音を聞いて家から飛び出して来る。
そして、「ニャン、ニャン、ニャン」と甘ったるい声を出して迎えてくれる。
飼い主を心待ちにしているのがわかり、やはり嬉しいものだ。
それが、先月の台湾旅行の時は違った。

家を空けて10日目の夜に帰宅したわたし達なのに、出迎えてくれるはずの猫の姿が見えない。
    おかしい…。
玄関に入ると、大声で猫の名を呼んだ。
反応がない。
まだ外で遊び呆けているのかと思い、名を呼びながら家の周りを探した。
反応がない。
もしかしてと思い、家に戻り、二階に駆け上がった。
電気をつけると、ベッドの上であくびしている猫が目に入った。
名を呼ぶと、猫はビクっとした様子で、目をまん丸に見開いた。
    あれ、もしかして、わたしのこと、忘れてる?
その目は、まるで不審者を見るような目だったのだ。
近付くと猫は一瞬、身を引いた。
    おい、わたしはアンタの飼い主だぞ!?
    よもやわたしを忘れたのではあるまいな!

猫が再びわたしに懐くようになるのに丸一日かかった。

猫も10日間、姿を見なければ、飼い主を忘れてしまうのか。
頭のいい猫だと思っていたけど、まあ、その程度のものだ。

ところで、口の悪い姉妹にバカ猫と笑われた実家の猫は、いまだに猫ドアから出入りできない。
明日はいよいよ出発だ。
もう、今日しか残されていない。
どうするんだよ〜〜〜。