ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

★今年は楽勝

去年のお盆に娘と彼氏がやって来た時は、来日が決まってから迎えるまでの2ヶ月間は本当に大変だった。
というのは、日頃から整理整頓のできていない我が家のこと。
初めて彼氏を迎えるというので、家中を片付けるのに甚大な労力を要した。(ちょっと大袈裟)

今年も、二人はやって来る。
二人プラス婿殿の母・兄夫婦の3人も一緒にやって来る。
本来なら、来るとわかった時点で、昨年のように家の片付けに取り掛からなければならない。

ところがである。

隅恐怖症の家にも書いたが、婿殿の母親は片付けられない症候群の人である。
ついでに言えば、娘の話では、兄夫婦の家も、婿殿の実家に輪をかけて物が溢れかえっているそうだ。
しかも、入りきらなくて、娘達のマンションに持ち込まれている物も多々あるらしい。

わたしと夫は、4月に結婚式に台湾へ出かけたとき、初めて婿殿の実家を訪れた。
本来なら、帰国後、その様子をブログに書くところだったが、なにしろ、思いも寄らぬ不幸に見舞われ、それどころではなかった。
でも、お父さんの喪も明けたので、そろそろアップしてもよかろうと思う。

台湾の家というのは、普通、玄関というのがなくて、入ったら直ぐにリビングルームだ。
リビングルームには確かに色んな物が散乱していたが、まあ、見なければ済むわけで、さほど気にはならなかった。

わたし達の部屋は3階に用意されていた。
3階の部屋に辿り着くまでの各階段は、踊り場だけでなく、階段の一段一段にもその両端に何かが置かれていた。
靴とか、折りたたみ傘とか、バッグとか、帽子とか、櫛とか、ペットボトルとか、鉢とか…。
それでも幅広な階段なので、狭いと感じることはない。
いや、むしろ広いからこそ、物が置きたくなるのだろうか。

3階の部屋に到着。
ドアを開けると、何と、部屋には机が3台と椅子が3脚あった。
その他にはダブルベッドがあるだけ。
机はわたし達の部屋だけではなく、娘達が泊まった部屋にもあった。
何で、机ばっかり、と思ったが、要はお母さんが物が捨てられない性分だからだ。
捨てないだけでなく、ご近所などから貰ってくるのだ。
(もっとも、我が家にも、二人暮らしなのに机が4台もあるから、よそ様のことは言えないのだけど)

部屋の一角にトイレと洗面所の部屋があるのだが、その部屋も天井に届くかと思われるくらい、何やら無秩序に物が積み重ねられていた。
しかも、埃にまみれ、長年、触れていないのが見て取れた。
(後で聞いたら、子ども達が学校へ通っていた頃の作品などだそうだ)

そんなわけで、娘から聞いていた通りの家だった。
まあ、あまりに整然としている部屋より、むしろ落ち着くかも知れない。

夫と二人、我が家も片付いていないのを気にすることはなかろう、と話した。
今年は、去年ほど、気合いを入れて掃除することもなかろうと気楽に構えている。
お風呂とトイレを念入りに磨くくらいでよかろう。
今年は楽勝だ。