ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

★少なすぎるボーナス


娘は今、台北に支社を置く日系企業で働いている。
一年の試用期間を経て、今年の4月から正社員になった。
正社員になったのでボーナスも貰える。
先月、初めてのボーナスが出た。

日曜日のSkypeで、夫がそのボーナスのことを話題にした。
どれくらい出たのか訊いたら
「まっ、少なすぎてびっくりしたよ!」
との返事。
「予想してた額の10分の1しかなかったよ!(一体、どんだけ貰えると思ってたんだ
そいでわたしもね、台湾人の同僚にどれくらい貰ったか訊いてみたんよ。
そしたらね、給料明細書に、他人の給料を訊いたら首になるって書いてあるから言えない、って言われたんよ」
「ひぇー、ホンマかいな」
と夫が大袈裟に反応する。
「あ、ちょっと待ってよ、調べてみるから」
と言って、娘は明細書を取りに行ったようだった。戻ってくると
「何もそんなこと書いてないじゃないのよ!いい加減なっ!」
と言って怒っている。そして
「まあ、こっちの人はお金に関してはすご〜〜〜くシビアだから、会社も社員同士が他人がどれくらい貰っているか訊かないように言ってるのかもね」
と冷静に判断する。
「それに、正社員になって2ヵ月で出たボーナスだから、まだ少ないのかもね」
と言って納得したようだった。

そして、台北が今いかに暑いか、暑さでいかに体調が悪いかという話に移っていった。
娘の愚痴が始まると、夫はそそくさとわたしに替わる。
娘の愚痴と弱音を聞くのはいつもわたしの役回り。
母は偉大だ。