ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

★おだてに弱い女


ウォーキングしていると、たいてい決まった時間にするから、出会う人が大体、決まってくる。
普通は挨拶だけですれ違う。
出会うと話が長くなる人がいて、できれば出会いたくないという人も何人かいる。
その中の一人が娘の同級生のお母さん、Fさん。

彼女に捕まると、ともかく長い。
以前、ウォーキングしていた頃、一度、彼女に引き止められ30分近く立ち話するはめになったことがある。

ウォーキングを再開してからも、Fさんがウォーキングコースで立ち話している光景はしばしば目にしていた。
あれからも彼女はずっとウォーキングを続けていたのだ。
その割には、体重が減ったようには見えない。
ウォーキングよりお喋りの時間の方が長いのだろうか。

ともかく、わたしの中ではFさんは要注意人物である。
夫と歩いている時は、彼女も夫に遠慮して、挨拶だけですむ。
ところが、昨日、一人でウォーキングしていた時、向こうからFさんがやって来るのが見えた。
やばい!と思いながら、ともかく、彼女のペースにはまらないようしなければ、と覚悟して彼女と橋の真ん中で出会った。

「こんにちは!毎日、暑いよねぇ」
と言ってすれ違おうとしたら
「ほんと、ほんと。たまらないよねぇ。
でも、まあ、△△さん、全然、スタイルが変わらないねぇ!学生さんかと思ったよ

この一言で、いっぺんに気分を良くしてしまった。
直ぐにおだてに乗ってしまうわたし。
つれなく彼女と別れるのは悪いような気がしてきた。
彼女の計略にはまってしまった。
橋の真ん中で立ち話すること30分。

本当に情けない。