ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

★ブレーキが利かない!

いや〜、昨日は怖い目に遭った。
「脂汗が出る」というのはこういうことかと初めて知った。

スーパーの駐車場でのこと。
文章で説明するのは難しいので、図を描いてみた。
といって、ひどい図なので皆様には読みながら想像力を働かせていただきたい。

数個ある長方形は駐車している車である。
わたしは矢印で描いているように進入し、通路の直ぐ傍に空いていたスペースにバックで駐車しようとしていた。
車は駐車スペースにきれいに納まり、車を止めようとブレーキを踏んだ。
ところが、車が止まらない!
     エーーーーーーッ、どうして?!
再びブレーキを思いっきり踏んだ。
でも、止まらない。
もしかして、間違ってアクセルを踏んだ?
もはや、パニック状態である。
ワーーーッ!このままでは後ろの車にぶつかってしまう!
とっさにチェンジレバーを「P」にした。
これでともかく車は止まるはずだ。
その時である。
右側の通路を一台の車が走り抜けて行ったのが視野に入った。
そして、気づいたのだ。

電車が2台、ホームに並んで停まっている時、自分の乗っている電車は停まっているのに、一方の電車が動き出したら、自分の乗っている電車が進んだように錯覚することがあるのを。
まさに、そういう状況だったのだ。

それにしても、その恐怖の瞬間に、さまざまな場面が頭に浮かんだ。
ガチャンと後ろの車に追突する場面。
わたしの車が凹む場面。
わっ、また大枚が飛んでいく…と落ち込む場面。

ああ、錯覚で本当によかった。