ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

★光風△月?


昨日の昼下がり、心地よい眠りが一本のけたたましい電話の着信音で中断された。
不機嫌な声で電話に出る。
母からである。

こうふうせいげつのせいはどう書くのか教えて!
こうふうせいげつ?一体、何のこっちゃ??
初めて聞く。

「こうふう」は光る風、「せいげつ」はせい月。
「せい」という字が入り組んでて、どうなっているのかわからのんよ。
辞書で調べても、字が小さくてよく見えんのよ。
今習ってる詩吟に、この熟語が出てくるんよ。

その時、たまたま夫がブラウザを開いていた。
「こうふうせいげつ」と入力してスペースキーを押すと、「光風△月」と変換した。
確かに「せい」という漢字は見たこともないし、ごちゃごちゃしていてよくわからない。
文字のサイズを「中」から「最大」にしたが、やはりわからない。
400%に拡大してやっと認識できた。

口で説明するには難しい漢字だ。
かといって、丁度、電話を修理に出しており、代用の電話ではファクシミリが送れない。
仕方ない、口で説明することにした。

上があめなのはわかるよね?
あめの下にさいとうさんのさいがくっついたような字よ。
さいは昔の字のさい。
戦前教育を受けてるんだから、さい、書けるでしょう?
え、忘れた?
じゃ、言うよ。
あのね、あめの下に横一引いてね、その下はね、真ん中にワイ、英語のワイよ、わかる?
ワイの左にかたな、右がうじ、しめいのしの横棒がない字、わかる?
その下に、普通のさいとうさんのさいの下の部分がくるんよ、わかった?

母は、わかった、わかった、と言っていたが、多分、書けなかっただろう。
自分で説明していても、これでわかれば天才だと思ったくらいだ。

ところで、皆さんは書けましたか?
たとえ書けなくても、決して落ち込まないでください。
正解はこれです。