ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

★抜けてる夫婦


娘たちが間もなく帰ってくる。
今年の夏はことのほか暑く、なかなか3人を迎える準備を始める気になれないでいる。

婿殿にとっては3度目の我が家だから、まあ、適当に掃除しておけばいい。
婿殿のお母さんは初めてだが、片付けられない症候群の人だから、さほど気を遣うこともない。
しかし、びりびりに破れている障子が一ヶ所あって、さすがにここだけは二人とも気になっている。
猫が破いたままになっている中連窓の2枚の障子。
しかし、張り替えても、3人が来る前に再び破られたら腹が立つ。
というのは言い訳で、実は面倒くさいので、ついつい破れ障子も見て見ぬふりだった。

いよいよ一週間前になった。
夫と二人、重い腰を上げた。

3人が滞在中は、わたし作る人、あなた飲む人・食べる人・喋る人だから、障子紙をはがすくらいのことはあなたがやってちょうだいよ!と言って、夫に任せる。
貼るのは二人の共同作業だ。

去年の夏に買った一枚張りの障子紙が、あと障子2枚分ぐらいは残っていると言った夫を信じたのが甘かった。

1枚目の障子は、上下に十分に余裕を持たせて障子紙を当てて貼った。
さすがに夫婦、息がぴったりと合い、まずまずの出来。
気分はルンルンである。
では、2枚目に行きましょう、と障子に障子紙を当てると、3センチ足りない。

誰だ!余裕があると言ったのは!
一気に怒りが爆発する。

その時、何年か前に買った一段ずつ貼っていく従来のタイプの障子紙が残っているのを思い出した。
少し黄ばんではいるが、それを使うしかない。
もう、剥ぐのも面倒だし、紙を無駄にしたくない。
それに、ホームセンターまで買いに行く元気もない。

一段だけ、紙質の異なる障子紙だというのが見るからにわかる。
不細工な出来上がりになってしまった。

貼る前に、きちんと残っている紙の長さを測っておけば、こんなことにはならなかっただろうに、全くもって情けない。
今更始まったことではないが、本当に夫婦そろって間が抜けている。