ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

★鵜飼より政治談議

鵜飼というのは台湾では見られない。
それで、婿殿とお母さんを鵜飼へ招待したらどうかと娘に相談。
珍しいからいいんじゃない、ということで、行ってみることになった。
わたし達家族にとっても、鵜飼見物の屋形船に乗るのは生まれて初めての経験である。

思いのほか、見物時間が長かった。
途中、トイレ休憩を入れて、計一時間くらい、船に乗っていた。
最初は、鵜が鮎を銜える光景も興味深く、鵜飼見物を楽しんだ、みんな。

しかしである。

婿殿とお母さんは、そのうち見るのに飽きてきたのだろう。
まあ、台湾の人に鵜飼の情緒を味わえというのがどだい無理な話。
いつの間にか、二人は政治談議を始めていた。

あの二人は、そろって国民党嫌い。
3月に国民党の馬英九が総統に選ばれて以来、色々と不満が溜まっている様子。
しかも、概して台湾の人は政治の話をするのが好き。
車で移動中も、いつの間にか、後部座席では政治談議が始まっていた。
でも、まさか、屋形船の上でも鵜飼見物をそっちのけで政治の話で盛り上がるとは予想しなかった。
 
船から降りたとき、婿殿がわたしに言った。
「来年、兄夫婦が来たときは、もう、鵜飼見物はいい。一人3000円は高すぎる」

ハイ、わたし達も、そのつもりでおります。