★帰らなくていい
昨夜のSkypeでの娘との会話である。
お盆の里帰りが済んだばかりだというのに、もう、お正月の予定を娘が話し始めた。
もともと、娘達が台湾へ帰る時、2009年の春節は1月26日で早い、というような話をしており、春節の頃、わたしと夫が台湾へ行く、という話もまとまっていた。
だから、わたしは勝手に、娘達はお正月には戻らないだろうと決めていたのだ。
一ヶ月も経たないうちに再会するのでは、その有り難味も薄れるというものだ。
半年ぶり、一年ぶりに会うからこそ、喜びもひとしおなのだ。
それに、なにしろ日本の冬は寒い。
体の動きが鈍る。
自分が生活するので手一杯、人の世話などしてられない。
それなのに、である。
年末年始のお正月休みには帰国するというのだ。
しかも、今度こそは、お母さんだけでなく、厳格な素食家の兄夫婦も一緒だというのだ。
ちょっ、ちょっと待っておくれよ〜〜〜。
わたしゃ、自分のことだけで精一杯なのに、そんなにその他大勢を引き連れて帰って来ないでよ!
それに、もともと、日本の冬は寒いのだから、あんた達も帰ってくるのはよしなさいよ。
こっちが寒い時は暖かい台湾へわたし達が行けばいいのよ。
娘が言う。
わたしは、帰りたいんよねっ!
日本でコタツにも入りたいし、日本で買い物するのが楽しみなんだからっ!
それに、△△(婿殿の名前)だって、今からすごーく楽しみにしてるんだからっ!
いいじゃない、帰っても!
傍で夫の声も聞こえる。
お前は冷たい!
帰りたいというものを帰らんでもいいなんてよく言えるよ。
まあ、そりゃ、そうだけど…。
でもねぇ、面倒くさいなぁ〜。