ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

★アナログ派とデジタル派


わたしは、2001年1月1日から家計簿ソフトを利用している。
と言っても、お金の出入りはアバウトで、残高を細かくチェックすることはない。
何にどれくらい使ったかを記すだけでも意味があると思って続けている。
月々、年々、どれくらいのお金の出入りがあったかクリック一つでわかるので、とても便利だ。

もうひとつ重宝なのが、日記を記入できることだ。
どんなに長い日記でも制限なく書き込める。
更に、ソフトのヴァージョンアップをしてからは、画像も読み込めるようになった。
日記画面の横に画像を表示できる。

夫も、日記を付けている。
「5年日記」とやらを付けている。
もう、3冊目になるらしい。

例えば、去年、△△山へ紅葉見物に行ったのはいつだったかなぁ、とか、△△さんの御宅に伺ったのは何年前だったかなぁ、という話題になったりする。
二人とも、年と共に記憶力が薄れ、直ぐには思い出せない。
そんな時、夫はおもむろに日記を取り出す。
わたしは立ち上がって、パソコンを起動する。
夫より起動時間だけ出遅れるが、わたしの方は検索機能もあるので、直ぐに見つかる。
必ずわたしの方が早く見つける。
そして、一時の優越感に浸る。

最も喜ばしいのは、このソフトがパスワードで守られていることだ。
万が一、明日わたしが交通事故で死んでも、この家計簿と日記を夫に見られることはない。

夫の日記はいつでも、誰でも読むことができる……はずである。
しかし、現実には不可能だ。
あの汚い字は、書いた本人にしか判読できない。