ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

★お年寄りには辛い


昨日、スーパーのATMコーナーで、順番を待っていた。
わたしの母くらいの年齢のおばあさんが手間取っているのが見えた。
そのおばあさんは傍らで中年の女性に教えてもらいながら操作していたが、その中年女性は、しばらくすると居なくなった。
どうも、その中年女性は通りがかりの人だったようだ。
その後もおばあさんは、ひとりでATMと格闘しておられたが、後ろを振り向き、わたしを手招きした。

傍に行って、様子を伺うに、預金引き出しをするのに、暗証番号がうまく打てないのだ。
4桁のはずが、ちょっとした弾みで指が他の番号にも触れ、5桁にも6桁にもなるのだ。
わたしは辛抱強く、打ち方を教えてあげた。
暗証番号も覚えてしまった。
おばあさんは、ATMを使うのは初めてだ、と言われていた。

それで、思い出したことがある。

先日、ある銀行で目に入った光景である。
やはり母くらいの年齢の女性が、行員に「ATMで振り込んで下さい」と言われていたのだ。
いくら混み合っているからといって、または、手数料が安くなるからという好意からであれ、相手を見てから言えばいいのに、と少し腹が立った。

お年寄りにとって暮らしにくい世の中になったものだ。