ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

★強気で厚顔 


日の長い夏の間は、日が落ちて涼しくなる夕食後にウォーキングをしていた。
秋になり、だんだん、日暮れが早くなると、夕食前にするようになった。
最近では、日差しも和らいできたので、4時前に家を出ることもある。
すると、ウォーキングコースで出会う人達の顔ぶれが違う。

この時間だから、働いていない年配の男女ばかりだ。
男性は一人で、女性は、たいてい二人連れでお喋りしながら歩いている。

昨日のことだ。

わたしは、汗をかくのが嫌いなので、ウォーキングの時は思いっきり薄着だ。
ジーンズに長袖のTシャツ一枚で、颯爽と歩いていた。

向こうから着ぶくれした初老の二人連れの女性がやってきた。
目が合ったので、「こんにちは!」と声を掛けた。
お二人も「こんにちは」と返された。
そして、すれ違いざまに、
「奥さん、スタイルええねぇ」
「ほんま、ほんま」
という声が耳に届いた。
わたしは後ろを振り向き、ニコリと笑って、軽く頭を下げた。
でも、本心は、
  やっぱり奥さんかぁ……
  おねえさんじゃないのかぁ…
だった。
  ガハハ。
 
          アツカマシ アツカマシ アツカマシイ ………  
             

そうなのだ。
オバサンは、あくまで強気で、厚かましいのだ。
それはアンタだけだよ、という声が聞こえてきそうだ。