ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

★盛りを過ぎたイチジク

以前、このブログにも登場いただいた、夫の同級生のYさん
彼女から、昨日の朝、10時半頃に電話があった。
久しぶりの電話だった。
夫に替わった。

訊けば、イチジクは要らないか、という電話だったとのこと。
イチジク大好き、柿大好き、果物大好きのわたしは、
「へぇー、Yさんのとこ、まだイチジクができるんよね。うれしい!早く貰いに行ってきてよ」
と言うと、夫は、
「直ぐに行っちゃあつまらん。気を持たせんと」
と知ったげなことを言う。
続けて、にやけた顔で、
「僕に会いたいんだろうなぁ…クックック」
と、恥ずかしげもなく口にする。

11時を過ぎても出かける気配がないので、
「そろそろ行かないと、お昼ご飯にかかるよ。迷惑なんじゃない?」
と言って、追い出した。

そして、夫は12時半頃、戻ってきた。
「これを見てみろ」
と言って、夫がテーブルの上に置いたのは、よくお土産にいただくお蕎麦が入っていたような箱。
それを捨てずに再利用してあるのが見て取れた。   
巻き簾っぽい蓋を開くと、イチジクがきれいに並んでいる。
下には柿の枯れ葉が敷き詰めてある。

「すごいだろう。センスがええだろうがぁ。ユリも少しは見習わんと」
と言う。(一言多い男だ)
そして、わざわざ夫はそれを写真に撮った。
その他にも、食べたことも見たこともない野菜に春菊、水菜、きゅうり、柿も貰って帰っていた。

お昼ご飯のデザートに早速、イチジクと柿をいただいた。
熟しすぎて割れてしまったイチジクは少し硬めだったが、二人とも文句は言わずにいただいた。

思い出したように夫が言った。
「Yは僕を好いとるからなぁ。イッヒッヒ」
すかさずわたしが言った。
「良かったねぇ。年はとってても、とりあえず女だものね。ガッハッハ」