ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

★茶碗騒動

昨日の午後のことである。

「猫の茶碗、可愛かったでしょう?」
という電話がかかってきた。
週末に夫がいっしょに旅行した仲間の一人からである。

ああ、夫がお土産に買ってきてくれた伊万里焼の茶碗のことだ。

「茶碗の底の猫、可愛かったでしょ?
それに、糸底の形が猫の顔、っていうのも珍しいじゃない?」
「△△さんね、うちのヤツは猫が大好きなんだ、って言って、うれし
そうに選んでたよ」

まあ、そうだったのか。
してみると、わたしは、ずい分ひどいことを言ってしまったものだ。

夜遅く戻ってきた夫が、何よりも先に嬉々として取り出したお土産。
重い!
一体、何なんだ?
もしかして、金塊?

「なんだ、茶碗かぁ」
「これだけでも重いのに、ご飯ついだら、どんだけ重くなると思う?」
「ちょっと実用的とは言えないよ」
「分厚くて、わたしの好みじゃない」
「それに、色がちょっと、どぎつくない?」
「一体、いくらだったん?」
「えーーーっ、1680円もしたん。高いっ!たかが、茶碗ごときにぃ」


わたしは悪かった、と大いに反省し、昨日、晩御飯の時に、初めてそのお茶碗を使った。
ところが、夫は、ついに最後まで猫茶碗に替わったのに気づかなかった。

脱力…