ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

★「今が一番」


  〜 2007/3/27 〜


あるリロガーさんのコメントに、年齢を重ねることで失うもの(例えば美貌、記憶力、体力、好奇心)は多々あれど、それ等は考えようによっては、神様からの贈り物だ、とありました。

わたしにも、いくつか心当たりがあります。

年齢を重ねることで得た最も大きな贈り物は、競争心が薄らいだことだと思います。
向上心は失ったかもしれませんが。
20代、30代の頃は、とかく他人と比較しては勝手に自惚れたり、劣等感を抱いたりしていたように思います。
そして、他人より勝っていたいと思うから、無理もしていました。
今は、人は人、自分は自分と思えるようになり、それは多分、加齢により、比較することの愚かしさを知り、諦めることを知ったからでしょう。
成長はなくなりましたが、心の平安を得ました。

加齢により物覚えが悪くなり、物忘れも増えました。
でも、物忘れが早いというのは、嫌なことも早く忘れるということでもあります。
つまらないことで悩む期間が短縮されたような気がします。
ずいぶん楽になりました。

また、興味の範囲が明らかに若い頃に比べると限定されるようになりましたが、これも、考えようによっては、「広く、浅く」から「狭く、深く」に移ったとも言えるでしょう。
やっと自分が本当に好きな物、好きなことがわかるようになったのかもしれません。
試行錯誤の無駄が減りました。
何しろ、人生の残り時間は少ないのですから、そろそろ自分が何者なのかわからないと困ります。

年齢を重ねても、いつでも、「今が一番」と思えるような日々を送りたいものです。


【コメント】

私よりもお若いと存じますが、私も同じ事を考えています。若いときには肩肘張って今から思えば恥多き人生でした。如何に何も知らないかを痛感している今日この頃、遅ればせながら色々と勉強しています。最後まで何かを追い求めて生きてゆきたいと思っています。(81歳)<十都>


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その後、十都さんは、お元気でいらっしゃるでしょうか。
わたくし、まだ2年も経たないというのに、このように殊勝なブログを書いたことなどすっかり忘れてしまい、「あぁ、後もう10歳若かったらなぁ…」などとほざいております。