ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

★「お」付きは微妙


     〜 2007/10/31 〜

昨日は日本語指導ボランティアの日。

敬語を教えるのは難しい。
何しろ、自分自身、まともな敬語を使えない。
従って、生徒さんに教えながらも、冷や汗をかくことがしばしばだ。

ところで、日本人同士の会話で、一番、簡単な敬語は、ですます調で話すことだろう。
年長者と話すときは、親しい人でない限り、ですます調で話をする。
それだけで、相手を尊敬している雰囲気にはなる。

次によく使われる敬語表現は、「お」を付けることだろうか。
特に、女性の場合、「お」を付けることで丁寧な言葉遣いをしている気になる場合が多い。
それが行き過ぎて、「おコーヒーはいかが?」などと言う女性が現れたりする。

でも、じゃ、何故「お茶」や「お酒」は良いのだという話になる。
多分、外来語には「お」を付けないのだろう。

娘の彼氏も今、日本語を勉強中である。
お盆に娘と来日したとき、わたしの実家に彼氏を連れて行った。
彼氏も、覚えたての日本語を精一杯使って、皆と交流をはかろうとしていた。
わたしの母親を紹介されたとき、年長者だから「お」を付けようととっさに判断したのだろう。
彼氏は、
「おねんれいは?」
と口にした。
笑ってはいけないが、思わず噴き出してしまった。

それにしても、「おいくつ?」や「お年は?」はおかしくないのに、「お年齢は」が不自然に聞こえるのは何故なのだろう。
わからない。
わたしも、もっと勉強しないといけませんなぁ。

【コメント】

あははは。思わず笑っちゃいました!本当ですね。いろいろ難しいですね、日本語。このリログでもちょっと過剰な敬語というのか丁寧語というのにお目にかかりますからあんまり娘さんの彼氏さんのこと、笑えませんね。(笑)<Kさん>

Kさん、こんにちは。年齢層の高いリログ村ゆえなのか、コメント欄を読んでいても、過剰な丁寧語に出合うことがよくありますよね。相手と自分との距離を測りながら喋らなければならない日本語、本当に日本語を学ぶ外国人は大変だと思いますよ。


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早いもので、あれから2年。
婿殿の日本語は上達しているとは言えませぬなぁ。
などと、姑根性を出してはいけませぬ