ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

★行き場がない

右の写真、縦64センチ、横53センチの巨大なメタルフレームに入っている。
表面カバーはアクリルではなくガラスである。
かなり重い。

写っているのは娘とわたし。
【△子 4歳】と書かれているから、もう、20数年前に撮られたものだ。
既に色落ちしているが、夫の自信作(あれだけ伸ばしても明瞭)で、いまだ捨てられずにいる。

夫のベッドの頭の上に掛けてある。
娘が、これを見るたびに言う。
今回の帰国でも、うるさく言われた。

    地震が起きたら、パパはこの額で死ぬよ!
    早く、場所、移動しんさいよ!

わかっている。
しかし、あんな大きな写真、行き場がないのだ。

もともとは、リビングルームに長い間、掛けてあった。
しかし、リビングの壁も写真が増え、とうとう、寝室に追いやられてしまったのだ。

わたしのベッドの頭の上には紙製の小さな壁掛け。
たとえ落ちてもかすり傷だ。
娘が言う。

    ほ〜んとママって自分のことしか考えんのよねぇ。情けないっ!