ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

★続きがあった

話はまだ終わらない。

昨日のお昼のことである。
日本語指導員を探している、当の小学校の校長先生から電話がかかってきた。
何とか指導員を引き受けてもらえないかと、直接、校長先生から電話があったのだ。

わたしの中では、もうすっかり、その話は終わっている。
でも、とりあえず、校長先生の話に耳を傾ける。
校長先生も、もう直ぐ新学期が始まるのに指導員が決まらず、必死である。
頃合を見て、わたしは中・高の免許しか持っていないから無理なのでは?と言うと、それが、6種類の書類を用意して申請すれば小学校助教諭扱いになるという。
一体、どんな書類が必要なのかと訊けば、健康診断書なども6つの内のひとつだった。
わざわざ健康診断を受けに行かなければならないなんて面倒なことよと思ったが、それ以上に、そこまでして引き受けたくないと思ったのが大学の成績証明書である。
卒業証明書なら当然だからわかるが、成績証明書まで提出せよとは。
卒業後30年も経って、今更、赤の他人に成績表を見られたくはない。
あれだけ話を聞いておいて直ぐに断るのも失礼だと思ったので、少し考えさせてください、と言って電話を切った。

傍で話を聞いていた夫が、する気が少しでもあるのか、と訊く。
ないけどね、と言うと、新学期は直ぐ始まるのだし、断るのなら早い方がいい、と言う。
もっともだと思い、10分後にはお断りの電話を入れた。

つくづく思った。
わたしって、一旦、醒めたら、二度とその気にはなれない人間なのだ、と。
まるで、どんなに好きな男でも、一旦冷めてしまったら、想いは元には戻らないみたいに。
そりゃ、飛躍しすぎだよっ!