ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

★妻の出番

なんだか最近、夫関係の訪問が多い。
誰であれ一応お客様なのだから、妻としては、とりあえずコーヒーと茶菓子を出す。

しかし、時には、面倒なこともある。
というか、そういう場合が多い。

昨日も、10時前だったか、突然、
「もう直ぐEさんが来るからコーヒーを出してくれ」
と夫が言った。
前日も、前々日も我が家に来た人だ。
 
  面倒くさい。
  わたしは新聞を読んでいるのだ。
  自分で出したらいいじゃないか。

そう思ったので、
「あなたが出せばいいじゃない」
と言って、居間で新聞を読み続けた。

10時過ぎにやって来たEさんはダイニングルームのキッチンテーブルに通された。
夫がコーヒーを準備しているのが聞こえる。
わたしは、別に挨拶もせず、新聞を読み続けていた。
11時過ぎ、Eさんは帰って行った。

夫が言う。
「大体、ユリは愛想が悪い」と。
 
  冗談じゃない。
  夫の友人、知り合い、関係の薄い人、初対面の人、全てにイチイチ顔を出せますかって。

続けて夫が言う。
「お茶を出すのが妻の出番だろう」。

  アホなこと、言わないでよ。
  わたしゃ、役者でも何でもありません。
  それに、オッサンに評価されてもしょうがないでしょ。
  偶には、若くて活きのいい男を呼びなさいよ。
  そうすれば、コーヒー出すだけじゃなくて、会話にも加わってあげるよ。