ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

お互い様

土曜日、婿殿の兄夫婦、姉夫婦も一緒に陽明山へ行った。
シャオホンと一年ぶりに会った。
相変わらずプリプリとよく太って、とても可愛かった。
婿殿一族は本省人なので、台湾語も喋ることができる。
シャオホンですら、中国語だけでなく、台湾語も話す。
娘は中国語しかわからない。
娘やわたしに聞かせたくないときは、何故か皆の会話が突如、台湾語に変わる。
最初は戸惑ったが、まあ、その方がいい場合もあるのだろう。

わたしと娘も、婿一族のことを話題にする時は、普段は、おかあさん、ガーガ(義兄)、ダーサオ(兄嫁)、ジエジエ(姉)、シャオホン、と呼んで話しているのだが、その日、言い方を変えた。
皆が聞いても、わたし達が何を話しているか察することができないようにだ。

まあ、お互い様である。

おかあさんは「姑」、義兄は毛髪の薄くなった彼の頭を鳥が嘴で突いたという話をされたのがおかしくて「鳥の巣」、兄嫁は「鳥」、姉は夏川結衣に似ているので「結衣」と呼んで二人でニタニタしながら話した。
そうそう、シャオホンは、その日、着ていた服が金太郎を連想させたのでズバリ「金太郎」。

いよいよ今日の夕刻、台湾を去る。
一日も雨の降らない暑い、暑い台湾の11日間だった。
今夜は日本。
やはり嬉しい。

日本はいい。
わたしは日本人だとつくづく思う。