ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

★飼い猫の死


   送信者    ユリ
   件名     悲しい知らせ
   受信日時  2009/05/25 16:13
   宛先     娘
   

                    ☆☆☆


ママです。

とても悲しい知らせです。
ターロンが死にました。

ドレインを抜き、続いて抜糸もしてもらい、元気になるにつれ、外へ出たいという気持ちがどんどん強まっているようでした。
昨夜も一昨日の夜も、寝室の窓を開けて出ようと、うるさく鳴いたり、カリカリ窓に爪を引っ掛けたり、その度にエリザベスカラーが窓に当たり、何度も起こされました。
今日の午後、あまりに出たがってニャンニャン鳴くので、傷口からの膿も少なくなったことだしと思い、リードを着けて、外に出してやりました。
最初は東側の犬走りでのんびり寝転がっていました。
一時間くらいして、もういいだろうと中に入れました。
すると、また出たいとしつこく鳴くので、再度、リードを着けて出しました。
リードにビニール紐を結び、長くしてやりました。
行動範囲が広がって喜ぶと思ったのです。

今度は、家の北側へ向かって歩き出しました。
足洗い場の横にある古いワゴンの足に紐を結んでおきました。
30分位して、様子を見に行ったら、ブロック塀に向かって紐がピンと張っており、直ぐに首吊り状態になっているターロンが頭に浮かびました。
ブロック塀の下を覗き込むと、ターロンがぶら下がっていました。
ものすごいショックを受けましたが、ともかく直ぐにN動物病院へ運びました。
助手席でパパにターロンを抱っこしてもらって、病院へ向かいました。
心臓マッサージをしてもらいましたが、生き返りませんでした。

あそこに紐を結べばブロック塀に飛び乗るだろうという想像力が働きませんでした。
ブロック塀に上がれば、ジャンプして下りるのは当たり前です。
どうしてそんなことに気付かなかったのか…。
本当に酷いことをしてしまいました。
今は、自分の愚かさを責めるだけです。

外へ出られないのだからせめて美味しい物でもと思い、ターロンの好物(煮干しと鰹節)をこの数日、たくさんやりました。
エリザベスカラーのせいで自分で掻けないので、暇さえあれば首や頭を掻いてやりました。
唾液を垂らして喜んでいました。
外に出してやった時も、とても嬉しそうに体を地面に擦り付けていました。
こんなことでも罪滅ぼしになるでしょうか。

△子にも帰国する楽しみを奪ってしまいました。
わたしも、10日後に控えたハワイへ旅行も、ちっとも楽しみではなくなりました。

ターロンは本当に頭の良い猫でした。
誰にでも懐き、皆に可愛がられた猫でした。
9年2ヵ月、人間で言えば、52歳くらい。
短い一生でした。
あの世でシャオロンと巡り合い、兄弟仲良く過ごして欲しいと思います。

合掌



                    【最後になったターロンの写真】