ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

★冷蔵庫とバッグ

サークルでの雑談中に、冷蔵庫の微妙な位置づけが話題になった。

自分が実家の冷蔵庫を勝手に開けるかどうかというのが話の突端だった。
両親だけなら気にせず勝手に開けるが、兄(あるいは弟)が嫁を貰い、実家に同居している場合、何
となく開けるのをためらうという人が多かった。
中には、一言お嫁さんに断ってから開けるという人も居た。

それを聞いていた男性メンバーの一人が気の利いたことを言った。
「冷蔵庫というのは、大きさは違っても、女性のバッグみたいなモンでしょうな」。

それでは、自分達の子どもの伴侶は、自分の家の冷蔵庫を勝手に開けるかどうかに話題が移った。
皆の話では、婿殿というのはお嫁さんの家の冷蔵庫は勝手に開けないものらしい。

やはり我が家の婿殿は変わっているのか…。

何しろうちの婿殿は、初めて我が家に来た時から、やれビールをもう一本、やれアイスはないか、や
れチクワが欲しいと、気ままに冷蔵庫を開けて取り出してくる。

そのことを話すと、「まあ、いいお婿さんね」と70代の女性に言われた。
「それは、お婿さんがお嫁さんの実家に馴染んでいる証拠じゃない」と。

  ほー、そうなのか。
  そりゃあ、よかった。

年配の人の話は素直に納得するわたしである。