ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

★高過ぎる!

日本は物価が高いことで有名だが、食料品についていえば、米や野菜、牛乳などは比較的安いものの、果物は確かに高い。
オレンジやバナナなど、輸入食品の中には安いものもあるが、国産の果物は概して高い。
ピオーネなど、ひと房が1000円もする。
なかなか手が出ない。

姑は、物価について興味・関心が強い人だ。
よく物の値段が話題に上る。

3人が日本に着いた晩、デザートは幸水梨だった。
幸水梨を食べながら、姑が尋ねた。
台湾のスイカは甘くておいしいけど、日本ではスイカはいくらくらいするのか、と。
わたしが、300円くらいかな、と言うと、100元か、まあまあね、と言われる。
その時、わたしは、台湾で売られているスイカを思い浮かべた。
そうそう、台湾の市場ではスイカは丸ごと一個で売っている。
日本のように求めやすいよう、小さく切って売っているわけではない。
姑はスーパーではなく、市場で買い物する人だ。
で、直ぐに、あ、でも、それってまん丸一個じゃなくて、6分の一くらいの大きさのスイカの値段ですよ、と付け加えた。
姑は、へっ!と目を剥いて驚いた。
そして、高過ぎる!を4回、繰り返した。

そして翌日、姑も一緒にスーパーへ買い物に行った。
果物コーナーに、一個売りのスイカも並んでいた。
値札には1580円と書かれている。
姑、それに釘付けになった。
そして、高過ぎる!を5回、繰り返した。