ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

★娘の愚痴

結婚して1年8ヶ月が過ぎ、やっと娘が姑の愚痴をこぼすようになった。
というのも、娘は暢気で鷹揚な性格なので、たいていの人とうまくやって行けるタイプだ。
現にこれまでも、姑の不平不満を口にしたことは一度もなかった。
前回の電話で初めて、姑を見ててイラつくようになったと言って、わたしを驚かせた。

姑は、変わり者のわたしから見ても、かなりユニークな人だ。
嫁の実家(我が家)へお盆とお正月にはいつも息子夫婦と一緒にやって来て、しかも、10日間もの長期間、滞在できるというのを考えただけでも、並ではない。

きっかけは、姑が消費券(日本でいう定額給付金のようなもの)を紛失したことだった。
給付期限が迫り、姑がまだ、3600元(約1万円)を貰っていないのがわかった。
婿殿と台中に帰省した週末、姑と一緒に探したそうだ。
冷静に考えても、息子夫婦に姑がどこに収めたのかわかるはずはない。
結局、見つからなかったのだが、娘たちが台北に戻ってから消費券は出てきたとのこと。

ともかく、姑は物が片付けられない人らしい。
これについては、以前、★隅恐怖症の家でも書いたことがある。

娘の愚痴である。

ともかく、台中の家の中は滅茶苦茶だ。
不要な物で溢れている。
あれでは探し物が尽きないのは当然だ。

ついでに、他の不満も出てくる。

台北に来ても、姑は人をよく使う。
わたしにあれをしろ、これをしろ、と言って、自分ではやろうとしない。
まだ66歳なのに、自分は年寄りだと言って、わたし達に頼って、自分では動こうとしない。

そして、66歳の女の人って、親戚とか近所にいるかと訊いてきた。
娘には66歳の女性って、現実にどんなものなのか、見当がつかないらしい。
「タカハシのおばちゃんが65って言ってたよ」とご近所さんのタカハシさんの名前を挙げると、
  まっ、まだまだ若いじゃない!
  おかあさんと全然、違うよ!
  おかあさん、一体、どうなってるんよ!
と驚きが怒りに変わる。
「まあ、そういうのって個人差があるから、比較するのも意味ないよ」と言ってなだめたが、娘はこの先が不安だと言う。

娘にも人並みに姑のことで悩む時期が訪れたのだろうか。