ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

★本当にプラス思考?

わたしと姉は年が離れている上に、姉は8歳も年上の男性と結婚した。
姉の還暦のお祝いが済んだと思ったら、今度は義兄の古希のお祝いだ。
ま、それは、今日のブログとは関係ない。

義兄は、自称「プラス思考人間」。
プラス思考の人は長寿だというのが、義兄の信念というか思い込み。
自分は90までは生きるんじゃないだろうかと言っている。
(姉は冗談じゃないよと言っている)

最近、義兄は何年かぶりに人間ドックを受けた。
血液検査でアミラーゼ値が高かっただけで、他は全く異状なしだったとのこと。
毎晩お酒を飲み、肉や揚げ物料理が大好きなのに、あの年齢で血圧もコレステロール値も正常だなんて、プラス思考効果なのだろうか…などと一瞬、思った。

羨ましい人だと思っていたら、すい臓のCT検査を予約したと言う。
アミラーゼ値が高いから、すい臓癌かもしれないと心配になったのだそうだ。
(姉は心配するどころか、「あの人はいっつも大袈裟だからねぇ」と、はなから相手にしていない)

義兄がすい臓癌、すい臓癌と騒ぐのも理由がある。
なにしろ義兄は母親も弟もすい臓癌で亡くしている。
90まで生きると豪語しながらも、自分もすい臓癌で死ぬのだろうとよく口にしている。
プラス思考人間とは思えない。
病気に関しては案外、ネガティブだ。

検査の3日前、義兄に会う機会があった。
その時は、すい臓癌が見つかったら、直ぐに最後のハワイ旅行に行くと強がりを言っていた。
義兄のハワイ好きは★妾の器じゃないでも書いたことがある。

そして、検査結果は、すい臓はきれいで、全く問題なかったそうだ。
とりあえず、義兄に「よかったですね」と電話した。
義兄は、ハワイ旅行が先延ばしになったのは残念!と嬉しげに言った後、こう続けた。

これからは一年に一度はすい臓のCT検査を受けた方がいいと思う。
でも、一年以内に癌ができることもあるだろうし、一年に一度じゃ心配だ。
自分も来年は古希を迎えるが、周りにも70の峠を越えられない人がたくさんいる。
やっぱり、半年に一度は受けた方がいいのではないか…。

「プラス思考人間」だなんて、ほんとかなぁ。