ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

★娘のお下がり

今週末から、娘が出張で東京へやって来る。
それに伴い、我が家に置いたままにしている冬用スーツの上着を東京に住む娘の友達の家へ送ってほしいという電話があった。

台湾へは、冬物のスーツは持参していない。
パンツとスカートだけは持って行ったが、上着はそのままにしてある。
というのも、台湾ではスーツそのものを着る機会が少ないからである。
なにしろ、台湾はオフィス街であれ、通勤着にこだわらないお国柄。
皆、カジュアルな服装でオフィスビルに入って行く。
しかし、東京へ出張となると、そうはいかない。
郷に入れば郷に従えである。

心配なのが、流行遅れ。
宅配したスーツは、何しろ、娘が日本で働いていた頃に買ったもの。
もう、4年も前のものだ。
わたしに、何度も、型落ちしてないだろうかと訊く。
パソコンの型落ちならまだしも、スーツの型落ちなどわたしにはわからない。
「もし、流行遅れだと思ったら、日本で買えばいいじゃない」と言うと、
「そうよね。その時は、送ってもらったジャケット、また送り返すよ。ママが着てね」
とのこと。

ハイハイ、ありがたく着させていただきます。
多少の流行遅れなど、オバサンは気にはなりません。

娘のお下がりを着るようになって、かれこれ10年。
ジーンズだけは、裾上げしてもらわないとはけないが、その他の服は間に合う。
結構、重宝している。
だけど、娘はわたしのお下がりは絶対に着ない。
当たり前かぁ…