ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

★同窓会ショック

先日、実家に隣接した町で合唱祭があった。
母も、自分が属している合唱団が参加するので出演すると言う。
姉が、自分は見に行ってあげるつもりだけど、わたしも来ないかと電話してきた。
姉の家からは会場まで20分で行けるが、わたしの家からは車で40分もかかる。
面倒だったが、従順な妹は姉には逆らえないので、出かけることにした。

前から二列目の中央の席に座った。
最前列で歌っている母の顔が間近に見える。

母の合唱団の指揮者は、中学校でわたしの2級上だったので、何となく記憶に残っている。
お婿さんをもらって、家でピアノを教えている、という話は聞いていた。
姉は、Sさんが義兄の店の顧客ということで、Sさんとは会えば挨拶を交わす程度の間柄。

合唱が終わって幕が下りる時、指揮者もピアノ伴奏者も客席の方に向き、礼をする。
わたしは、Sさんを40年ぶりくらいに見た。

姉が、「Sさんはユリより2級上だったよね」と訊くので、「そうよ」と答えた。
そして、姉が次に言った言葉と、わたしの続きの言葉が重なった。

姉 : Sさん、いつまでも若いでしょ?
私 : ちょっと見んかった間に、すんごい老けたね、彼女。

二人が真反対のことを同時に言ったので、「えっ」と言って、二人とも吹き出した。
でも、しょっちゅう会っていれば容貌の変化に気付かないが、久しぶりに会うと、相手がずいぶん老けたなぁと思うのは当たり前のこと。

やっぱり、数十年ぶりに同窓会に出席する、というのはよそう。
ショックを受けたくない。
っていうか、ショックを与える心配をすべきか…。ハハハ。