ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

★選別能力のない男

先日、夫はかつての職場の同僚たちと一泊旅行へ行った。
昨日、その時の写真が封書で送られてきた。
送り主は、写真係を仰せつかったMさん。

夫は早速、封を開けた。
なにしろ、分厚くて、重い。
全部見終わると、夫は言った。

  何でこんなにたくさん送って来るんだ。
  写りの悪いのまで送ることはなかろうに。
  全部送ってくる人間の気が知れん。
  送ればいいってもんじゃない。
  Mさんは、ホンマ、選別能力のない男だ。

わたしも見せてもらった。
確かに同じような写真が何枚も入っている。
しかも、色が悪い。
裏を見ると、自宅のプリンタで印刷しているのがわかった。
どんなに性能のよいプリンタでも、写真屋さんにはかなわない。
取っておこうという気にはなれないような写真だ。

中に、夫にとっては二度と見たくはないだろうと思われるような写真が一枚あった。
宴会の時に撮られた一枚だっだ。
浴衣姿だが、かなり着乱れている。
みっともないほどふざけている。
かなり泥酔しているのが見て取れる。

この写真を見ながら、夫がMさんをけなしたのは、この一枚のせいじゃなかろうかと疑った。
敢えて訊きはしなかったけど。