ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

★テレビ友達

娘はテレビが好きだ。
台湾でも台湾のテレビはニュース以外は観ず、もっぱら日本のNHKワールドプレミアムを観ている。
民放番組も1ヶ月遅れくらいで観られるものもあるが、それほど多くはない。
それらも欠かさず観ているようだ。
だから、あまりテレビを見ないわたしよりも余程、日本のテレビに詳しい。

ということで、帰国すると、娘がテレビを独占する。
くだらない民放番組を夜遅くまで観ている。

ふと気が付くと、夫が娘とテレビの前に仲良く座っている。
二人で笑いながら、しょうもないバラエティ番組を観ている。
二人とも笑みを浮かべている。
とても幸せそうだ。
この世に何の悩みもないという顔だ。
一方、婿殿は、バラエティを観ても、何がおかしいのかわからないので、退屈そうだ。
その内、持参したモバイルPCで何やら始める。
これが娘が帰国した時の、夕食後の我が家の光景だ。

夫は普段、晩ご飯が済むと、テレビを観ながら寝入ってしまう。
テレビの音声が眠り薬になっている。
ところが、娘と二人なら、なかなか寝ない。
いつまでもテレビを観ている。

この度も、二人が低俗番組を飽きもせず仲良く観ているので、
「二人はホ〜〜〜ントいいテレビ友達だよねぇ〜〜」
と、嫌味ったらしく言うと、夫が嬉しそうに、
「そりゃそうよ〜〜〜。羨ましかろうがぁ〜〜」
と答えた。
夫には少しもわたしの嫌味が伝わっていない。