ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

★うるさい人間カーナビ

一泊旅行は行きも帰りもわたしが運転した。
なにしろ、夫は先月、免停回復のための一日講習を受けている。
今後、11ヶ月は交通違反に気を付けなければならないらしい。

わたしの運転も決して褒められたものではないが、これまで運が良かったのか、シートベルトをし忘れていて減点されたくらいだ。
一度も反則金は払ったことはない。
夫にはそれが悔しいらしい。
二人で車で出かける時は、わたしに運転させたがる。
特に、走ったことのない場所だと標識の見落としなどが増え違反の可能性が増えるせいか、自分では運転したがらない。

ということで、今回、わたしが運転する羽目になったのだ。

思っていた通り、助手席の人間カーナビがうるさい。
いや、カーナビなら、やれ信号が赤だの、人が横断するから気をつけろだの、いらんことは言わない。
言われなくてもわかっているのだから、イチイチ言われると腹が立つ。
しかも、カーナビの指示がいい加減だ。
間違っていることもよくある。
そのため、Uターンや不要な車線変更が増える。
わたしはイライラし、夫を責める。

二人の言い合いが聞こえるたびに後部座席の娘と婿殿が緊張する。
無事に着くんだろうか、と不安がっている気配が伝わる。

自動車保険は配偶者限定に入っているので婿殿や娘は運転できない。
婿殿が娘に言った。
「今度、保険を更新する時は、限定を外してもらってよ。
 僕が運転するから」と。
婿殿が自分で運転してアチコチ行きたいと思う気持ち、よ〜〜〜くわかるよ。
頼りがいのない義父母でごめんね。