ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

★それでも日本へ

台湾の知り合いに日本大好き男がいる。
年の頃は30代半ばで、家庭も持っている。

年に一度は家族で日本の有名観光地を回っている。
わたしもまだ行ったことのない所に次々と出かける。

わたしがホテルの予約のお世話をするようになって、かれこれ6年くらいになるだろうか。
毎年、6月頃に10日間ぐらいの長い旅をしている。
教師をしている奥さんの夏休みを利用しているのだろう。

昨年はその依頼がなかったので、もしかして二人目が生まれたのかと思っていたら、やはりそうだった。
生まれたばかりの赤ん坊を連れて旅行するのは大変だろう。

今年もまだ無理だろうと思っていたら、何と、昨日、予約依頼のメールが届いた。
しかし、人数は一人になっている。
彼の一人旅である。
4月に7泊8日で東北地方を訪れる予定になっている。
奥さんと子ども二人は台湾に残したままなので、いつもより期間はやや短い。

それにしても、いくら日本が好きだからといって、一人でも日本へ旅行へ来るという、その意気たるや大したものだと思う。

夫にそう言った。
いつもわたしに対し反抗的な夫が珍しく同意した。

「ほんまよー。よーもまあ一人で旅行する気になるよなー。
 僕は絶対にユリと一緒じゃないと旅行はせん」

ふふーん、そうかあぁ。
やっぱり喜ぶべきかなぁ。

いえいえ、別にのろけてるわけではございませんが…