ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

★どじ

昨日の早朝、叔父の訃報が入った。
ずっと入院中だったので、とうとう、という思いだった。
ともかく、お悔やみに行かなければならない。

姉に電話すると、姉も一緒に行くと言うので、姉の家に寄ることになった。
花園万頭のぬれ甘納豆をお土産にいただいたのがまだ開けずにあったので、姉に半分お裾分けしようと紙袋に入れて準備しておいた。
地味な服を選び、黒のバッグとブーツ、それに数珠入れも出しておいた。

お昼ご飯を食べると、夫と二人で出かけた。
家を出て10分くらい走った頃、ぬれ甘納豆を持って出るのを忘れたのに気付いた。
「相変わらずボーとしてるなぁ。情けない…」と夫に叱られた。

叔父の家に着き、叔母さん(叔父の妻)にお悔やみを言った後、いざお参りしようとして、数珠入れを開けた。
ところが、中に、数珠が入っていない!
「ありゃ、ない」
と思わず、声が出た。

叔母さんが、「これをどうぞ」と言って、叔母さんがしていた数珠を渡してくれた。
姉はクスッと笑い、夫は怖い顔でわたしを睨んだ。
そして、「ホンマにお前は…」とブツブツ言っているのが聞こえた。

家を出ると直ぐにわたしは、
「ほんと、情けないよねぇ。数珠が入っていないなんて考えられないよ」
と言いながら、笑ってしまった。
すると、夫が、「笑うな」とわたしを叱責した。

一時間の間に三度も叱られてしまった。
これまでの最高記録だ。