ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

★見た目より効果

前回ブログの続きである。

着込んで関取と化した体は気にならなくても、足元だけは出来れば人様に見られたくなかった。
なのに、夫が面白がって、バスの中でわたしの足を撮った。


キラキラ光るからといって、別に総ラメのソックスをはいているわけではない。
見ての通り、ナイロンである。
ソックスの上にナイロン袋をはき、輪ゴムで留めている。

なにしろ、雨の中、山の中を歩くと言っても、その用意をして行っていない。
神木ツアーのことは、台湾に着いてから聞かされたのだ。
娘の足は大きいので、彼女の靴を借りるわけにはいかない。
かと言って、わざわざ山歩き用の靴を買う気にもなれない。

台北の街を歩くのに持参したのがこの靴。
見るからに、雨が降れば中まで滲み入りそう。
考えついたのがナイロン袋だ。
一瞬、滑りそうな予感はした。
だが、歩いてみると、滑っても靴の中で滑るので歩行に問題はなかった。
それどころか、雨が当たっても足元は冷たくならず、我ながら思いつきの良さに感心した。

ツアーの翌朝のことである。
テレビをつけると、前日、台湾中部の合歓山は40センチの積雪だったというニュースが流れた。
大寒波が到来していたのだった。
雪の舞う中、上半身裸の中年男が踊っていた。
台湾で雪が見られるのが嬉しくて、興奮のあまり、裸になって踊っていた。