ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

★初体験(3)

そもそも、お正月早々、兄の車、亡父の車が相次いで故障し、更に兄の車がパンクするという不運。
陳家は御祓いでもしてもらった方がいいんじゃないの、と婿殿に言った。
すると、婿殿が反論した。

もともと、台湾では車の故障は日常茶飯事だ。
日本とは違う。
オペルシトロエンのような欧州車は日本車に比べたら故障が多いし、台湾では日本のように厳しい車検制度が確立しているわけでもない。
車道も日本ほど整備されていないので、パンクなどしょっちゅうあることだ。
全然、気にすることなんかない。

そうなのか、と一応、納得した。

台湾から帰国した翌日のことである。
出かけようとしたら、車のエンジンがかからない。
3週間、乗らなかったくらいでバッテリーが上がるのだろうかと不審に思ったが、ともかく、夫の車にケーブルを接続してエンジンを始動させた。
そして、そのままディーラーへ行った。
買ってからもう直ぐ3年だから、そろそろバッテリーを交換してもいい頃だと言われた。
バッテリー交換をせず、時間をかけて充電して乗り続けるという方法もあったが、あっさり交換した。

わたしの中では、レッカー車の人になってからというもの、今年は車運が悪いと刷り込まれてしまっている。
もともとケチなわたしだが、こういう時にはお金を惜しまない。
お金より命である。

その夜、バッテリーを交換したことを夫に話した。
予想通りの反応だった。

「えーーーーーっ、ほんまかぁ?いくらだった?えっ、5460円!もったいない」。


ブーゲンビリアとアゲハチョウ  台湾・烏来(ウーライ)で  2月21日】