ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

★二人じゃダメよ

台中から台北へ戻る時、高速道に入るのに2度、検問された。
2度とも、乗車人数のチェックだ。
3人以上乗っていないと高速道路を走ることができないそうだ。

二人の警官が車を停める。
婿殿と助手席の娘がウインドウを下げる。
警官は人数を確認する。
実は、人数だけでなく、本物の人間かどうかをチェックするのだそうだ。
というのも、かつて人形を後部座席に置いて、人数を誤魔化すケースがあったせいだ。
それで、窓を全開し、後ろもしっかり覗けるようにしなければならないらしい。
しかも、一度だけでなく、ご丁寧に二ヶ所でチェックされた。

高速道の渋滞を緩和するためなのだろう。
何しろ、台湾の高速料金はタダみたいに安い。
特にこの時期は帰省客の移動で渋滞が激しい。

これって、なかなか良いアイデアだと思った。
でも、3人以上乗っていなければ高速道を走られないのは厳しいかもしれない。
日本でこんなことをすると、高速道を走る車は一気に5割減くらいになるのではなかろうか。
なにしろ、3人も4人も乗って走っている車というのは日本では、というか、わたしの住む町ではあまり見かけないような気がする。

わたし達夫婦も高速道を利用して旅行ができなくなる。
いつも誰かを誘って旅行しなければならなくなる。
ま、その方がいいかも。
人様と一緒だと、二人とも見栄張って、喧嘩ばっかりしてられないものね。