ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

★外付けハードディスク受難(3)

(そのまま返却する〉にチェックを入れて葉書を送った。
データの復旧をしなければならない。
ただ、ハードディスクそのものが破損しているのであれば、絶対に素人にはデータ復旧は出来ない。

ネットでデータ復旧専門業者を検索し、一番信頼できそうな一社にメールを出した。
翌日、電話がかかってきた。
メールを読む限り、ハード的な故障なので、最低でも98,000円からであること、しかも、全てのデータが復旧できるとは限らない、という絶望的な返事だった。
夫は、初めのうちは、いくらかかってもかまわないからデータを復旧させるつもりでいた。
それくらい外付けには夫にとってとても大切な画像が入っていたのだ。
しかし、10万円以上かけたところで欲しい画像が復旧できない可能性があるのなら意味がない、と気持ちに変化が現れ始めた。

わたしは、パソコン仲間のひとりに相談した。
修理センターの回答に納得できないところもあったからだ。
彼は、とりあえず見てみようと言ってくれた。

外付けが届くと直ぐに彼の所に持参した。
彼は、慎重にケースを開け、中からハードディスクを取り出した。
そして、これまでわたしが見たことのない部品(アダプタの一種)を取り付け、パソコンに繋いだ。
ピンポンと鳴って、新しいハードウェアが見つかったというメッセージが出た時には喜んだ。
しかし、直ぐに、インストールできないというメッセージが出た。
他のパソコンでも試してみた。
結果は同じだった。
やはり、ハードディスクが壊れていたのだ。

もはや観念せざるを得なかった。
新しい機器でも運が悪ければ壊れることがあるのだと、諦めるしかないのだ。
機器は1年間メーカーが保障してくれても、データは自分で管理するしかないのだ。
それを怠ったのだから、こちらが悪いのだ、と思うしかない。