ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

★フランス・ドイツ・日本

 ヨーロッパ3カ国周遊旅行(5)

フランスとドイツの違いのひとつが車事情である。
フランスではあちこち凹んだポンコツ車がたくさん走っていたが、ドイツは日本と同じように車はきれいで、傷の付いた車など滅多にお目にかからない。
また、フランスでは道路端の縦列駐車の車間距離が非常に狭い。
発進する時は、前の車と後ろの車のバンパーに思いっきりぶつけてから出る。
そういうところは、台湾やアメリカに似ている。
バンパーに傷が付くのは当たり前とみなす国民性だろう。
次に、フランスでは、30度を超える暑さでも、殆どの車が窓を開けて走っていた。
エアコンは出来るだけ利用しないのだろうか。
エコ精神なのか、ケチ精神なのかはわからない。
こういうところは、台湾とは違うようだ。
もっとも台北などは大気汚染がひどいので、窓を開けて走れない。

ドイツ人と日本人は勤勉なところが似ていると言われるが、ドイツを走る車を見ても、両者は気質が似ていると感じる。
フランス人と違って愛車精神が旺盛だ。
ただ、日本と大きく違うのは、ドイツは車社会で、車優先の国である。
一般道でもわたし達を乗せたバスが100キロで走るのはザラ。
アウトバーンなどは制限速度がないから、ビュンビュン飛ばす。
バスなのに、遠慮なく乗用車を追い抜いて行く。
日本の高速道では滅多に見られない光景だ。
これで事故にでも遭ったら、一体、どんな無残な姿に変わり果てるのだろうかと想像すると、気の小さいわたしなど居眠りするのも憚られた。
アウトバーンはもちろん一般道でも、車に乗ると直ぐにシートベルトをした。
それを見て、夫は小バカにしたように笑う。
夫はシートベルトなんて無頓着、少しでもいい写真を撮ろうと最後部座席を独占し、カメラを抱えて右へ寄ったり左へ寄ったりしていた。
その努力の割には、たいした写真は撮れていないけどねぇ。

パリの街を駆けるイタリア車ランボルギーニ