ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

★財布が重い

ヨーロッパ3カ国周遊旅行(6)

緯度の高い所に来たのだなぁと実感するのがいつまで経っても日が暮れないことだ。
夜の10時頃になってやっと辺りが薄暗くなり始める。

わたし達が連泊したパリのホテルは、過去最悪のホテルだったが(二度とこの旅行会社は利用すまいと思ったほど)、唯一良かったのはホテルにカルフールが隣接していたことだ。
夏の間だけだとは思うが、10時頃まで開いており、有り難かった。
一日の終わりにホテルに戻ったら、いつもそこへ買い物に行った。

レジではずいぶん待たされた。
客は一度に大量の買い物をする上、カードで支払うのが普通だから、レジで時間がかかる。
一番ひどい時で、30分も待たされた。
並んでいる客達は慣れているのか、別にイライラしたふうでもない。
わたしと夫だけが、険しい表情をしていたと思う。
日本のスーパーで30分も待たされるなんてことはあり得ない。

買い物で苦労したのがコインの識別。
ユーロはコインの種類が多く、しかも色が同じ。
本当にまいった。
というのも、年々、老眼が進んでいることは自覚していが、コインに刻まれた数字が読み辛いくなるほど進んでいるとは思っていなかった。
コインで払える金額でも、慣れていない上に識別しにくいというので、ついつい、紙幣を出してコインでお釣りを貰うことになる。
段々、財布が重くなっていくのがわかった。

やっとユーロ硬貨に慣れた頃、今度はスイスフラン
スイスではユーロ紙幣で買い物して、お釣りがスイスフランで戻って来る。
ユーロとスイスフランが混在する財布。
ますます財布は重くなる。
日頃、お金に細かいわたしも、段々、どうでもいいやと投げやりになってしまった。

日本に着いた時には、使い切れなかったユーロ硬貨とスイスフラン硬貨で財布が膨らんでいた。

港町 サン・マロの人懐っこいカモメ
この写真を撮ったのは夜の9時前
昼間のような明るさだった