ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

★甘過ぎた親

そもそも娘は親を叱ることを何とも思っていない。
わたしなど、親を叱るどころか、親と言い合ったこともないので、娘の気が知れない。
(と言って、親を尊敬しているわけでもなく、愛情が深いわけでもないけど)

娘たちがやって来た翌日、5人様御一行を連れて、わたしの実家に挨拶に行った。
その時、夫がわたしの身内がたくさん居る中で娘に叱られた。

何の話題だったか忘れたが、皆が話に夢中になっている時、夫が全然関係のない話題を持ち出し、割り込んできた。
そして、娘にその通訳を促した。
娘はムッとして、
「まっ、うるさいねぇ。
 パパってホント空気が読めない人よねぇ。
 今、皆が何の話をしてるか、わかってるん?!
 パパみたいな人をKYって言うんよっ!」
と言って、夫を睨んだ。
夫は、皆の手前、「おっ、そうそう、ごめんごめん」と言って反省した振りをしていたが、きっと気分を害したのだろう。
間もなく、ちょっと写真を撮りに行くので失礼します、と言って、実家から出て行った。
もっと皆と話したかっただろうに、まるで拗ねた子どものように見えた。

かと言って、夫は後で娘をたしなめるでもない。
そもそも、夫は娘を叱らない。
わたしはわたしで娘にパパの面子を潰すようなことをしたらいけないと諭すわけでもない。
わたしも余程のことがない限り、娘を叱らない。

そんな二人の態度がいつの間にか娘を増長させたのだろうか。
今回、もしかしたら娘の育て方を誤ったかもしれないと感じることが一度ならずあった。
何よりも、思い出しても情けなくなるあの電話。
もっとも、思い出さなきゃいいんじゃないの、って話かもしれないけどね。