ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

健気

今週のお題「小さい秋、見つけた」

「小さい秋、見つけた」と言えば、これしかない。
我が家の柿である。
毎年、柿が色づきはじめると、秋がやって来たのを感じる。
この柿、もう10日ぐらい前から食べ始めている。
毎食後とおやつに夫婦二人でせっせと食べ、ご近所さんや友達に配り、それでも追いつかないほど、次々に生る。

今朝は雨が降っており、いい写真が撮れなかった。
(降らなくても、下手なのは同じかぁ)

ともかく、小さい。
小さくて、硬くて、甘い。
幸水梨と並べると、その小さいのがよくわかる。

実が小さいのは、そういう種類なのか、老木のせいなのか、よくわからない。
何しろ、夫が生まれたときには既にあったそうだ。
10歳年上の姉が物心付いたときにも既にあったそうだ。
ということは、少なくとも70年は生きているということだ。
70数年もの間、家族を喜ばせてくれたのだ。
精一杯、柿の木としての務めを果たしている健気な老木なのだ。

わたしも古希を迎える頃は、そのように言われたいものだ。