ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

★グッチ男と温泉旅行


昨日は日曜日。
日曜日の夜10時からは、いつものように娘とのSkypeタイム。
いつも夫が先に済ませ、わたしに替わる。
昨夜の夫は饒舌で、なんと45分間もパソコンの前を離れなかった。

いつもの如く、夫はこの一週間の自分の生活を思い出しながら逐一ていねいに娘に語っていたのだが、急に愚痴が始まった。

実は、夫のあだ名は「グッチ」。
愚痴の多い男だから、わたしがそう名付けた。
わたしの知り合いに自慢ばっかりする嫌な男が居て、彼のことを「ジバンシー」(自慢士変じてジバンシー)と呼んでいるので、夫は「グッチ」になった。

「ママとは、全然、共通の趣味がない」
(今さら始まったことでもなかろうに)
ウオーキングに一緒に行こうと言っても、全然、付き合ってくれない」
(朝の5時半に起きられますかって)
「唯一、一緒にやっているのが、8時40分から始まるラジオ体操の5分だけ」
(10分だ)
   :
   :  
   :    
延々と愚痴が続く。
娘は辛抱強く聞いている。
適度な相づちを欠かさない。
(我が子ながらたいしたものだ)
だが、さすがに父親の愚痴を聞き飽きたのだろう。
「パパ、気分転換にママと一緒に旅行にでも行ったらどう?」
とアドバイスする。
娘の言うことには素直に従う夫。
「そうか、まだ、退職してから一度も旅行してないし。そうしようか〜」
と応えていた。
Skypeを替わったわたしに
「あれじゃ、ママも大変だねぇ〜」
と娘の第一声。
その後は、いつものように女二人の陽気な話が始まる。

ひょいと振り向くと、夫が、近場の温泉を特集しているガイドブックを手にしている。
なんだ、一泊二日の温泉旅行か。

「あの〜、もう少し、遠い所へ長期間、旅行してもかまわないんですけどぉ」

                                         2007/4/23


最近、ジバンシーをグッチに紹介しました。
この二人、何故か気が合うのです。
ジバンシーから時々、電話もかかってきます。その時は
「グッチさん、ジバンシーさんからよ」
と言って、電話を取り次ぎます。