ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

★成長しない熟年夫婦


9日から一泊二日で夫と二人、温泉旅行に出かけた。
二人で旅行中、口げんかにならないことは、まず、ない。
相手の運転技術が気に入らない、助手席のナビがまずい、お土産に何を買うかなかなか決められない、などなど、いつも口げんかになる。
今回は、定年退職後初めての旅行ということもあり、二人とも仲良くやろうと心掛けた。
そのせいか、二日目の午後4時までは和やかに楽しい旅行が続いた。

ほぼ全日程を終わり、帰路に着こうとした時、夫が一人だけお土産を買い忘れたと言い出した。
たったの一泊二日の旅行で、そんなに律儀に漏れなくお土産を買わなくてもいいものをと思ったが、一時間くらい走ったところに有名な観光センターがあり、美味しいお菓子を売っているからそこへ寄ろうと言うので夫に従った。

そこには夫は何度か行ったことがあり、広い無料駐車場もあるということだった。
ところが、いつもとは違う方向から市内に入り、違う道から進入したので、有料駐車場に入ってしまったのだ。
目的の観光センターの前は、平日ということもあり、広い無料駐車場はがら空き。

夫は、自分のしたことながら、どうして有料駐車場に停めたのかとぶつぶつ言っている。
買い物を終えても自分のミスがよほど気に入らなかったのだろう。
愚痴が続く。
 
そこでわたしが
「たったの300円じゃないの。こんなこともあるよ」
と慰めてあげればいいものを
「ほんと、1050円のお菓子を1350円で買うなんて、なさけない」
と言ったものだから、夫は切れてしまった。

せっかくの旅行がこれで台無し。
年齢を重ねても成長しない二人である。

  旅に出て場所変えただけ口げんか

(お粗末な川柳ですみません)

                                    2007/5/11


一年3ヶ月が過ぎました。
相変わらず、わたし、ヤな女のまんまです。
あの世に逝くまでこの性格、変わらないでしょう。