ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

★猫は知らない


今朝は久しぶりに朝からよく晴れている。
洗濯物も外で干した方が良いかなと思い、部屋干ししていた洗濯物を外に出していた時だった。
ガチャンという大きな音で振り向くと、なんと夫が大切に育てているゼラニウムの鉢が棚から落ちて割れていた。
どうも洗濯物が当たったらしい。
夫は早朝ウオーキングに出かけていて留守。
直ぐに倒れたゼラニウムを新しい鉢に入れ替えなければと思ったが、朝ご飯の仕度もあるし、なにより面倒だ。
そのままにして台所へ直行する。

そのうち夫がウオーキングから戻ってきた。
玄関のドアを開けるなり、
「鉢が割れている!一番高い鉢だったのに!」
と騒ぎ立てている。
飼い猫(名前はターロン)は、「早く朝飯くれよ〜」とニャーニャー鳴きながら足元にまとわり付く。

夫は台所に入ってくると、
ゼラニウムの鉢が落ちてたぞ。鉢も割れてた」
と、しつこく繰り返す。
「鉢、もしかしたらターロンが落としたんじゃない?」
と猫を睨みながらわたしが答える。

夫はその一言で諦めがついたようで、鉢の入れ替えに行く。
猫は何もわからない。
わたしは小さな罪悪感から、ターロンに朝食をはずんでやる。
今朝はカリカリではなく缶詰だ。
これで一件落着。

平和な朝が過ぎていく。
                                       2007/6/30

普段は口の悪い飼い主に、「あんた、いつまで生きるつもり?」と失礼なことを言われている哀れな猫ですが、役に立つこともあったんですね。
悪かった。すまん、ターロン!