ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

★罰金は7000円也


先週の日曜日、美味しい薬膳料理のお店があるから、一緒に食べに行かないかと友達に誘われ、夫と三人、隣の県までドライブした。
普段はわたしが運転して出かけることが多いのだが、夫の車を買い替えたばかりだったので、夫は自分で運転したかったようだ。

食事を終え、直ぐに帰るのもなんだからというので、地図を頼りに近くをドライブした。
そして、田舎道の、信号のない広い交差点を通り過ぎた時である。

 「どうしてあんな所にパトカーが居るんだろう」
と夫が言ったと同時にパトカーのサイレンが聞こえた。
「えっ、もしかして、わたし達?」
と夫に訊く。
夫は直ぐに車を停めた。
パトカーから警官が下りてきて、運転席の横に立つ。
ウインドウを半分下ろすと、警官が 、
「一時停止しなかったでしょう?」
と夫に話しかける。 夫は、
「ああ……はい……そうです」
と言うと、運転免許証を手にパトカーへ向かう。
慣れたものである。

一瞬の内に、楽しかったドライブもイヤ〜な雰囲気に。

車に戻った夫は、2点減点を気に病み、友達は7000円の罰金が高過ぎると怒る。
夫が、
「あんなに広い道路で見通しがよくて、車が一台も走っていないのを確かめたからスッと通り抜けたのに……」
と愚痴る。
「一旦停止って道路に書いてなかったん?」
と聞いたら、気付かなかったとのこと。
お喋りに夢中だったから、しかたないか、と思う。
でも、交差点で一旦停止するのは当然のような気がする。
少なくとも慎重派のわたしは、優先道路は別として、交差点ではブレーキを踏んで速度を落とす。

家に戻ってからも夫は、どうして気付かなかったんだろう、とか、△子が運転してれば良かったのに、とか、今更言ってもしかたないことを延々と言い続ける。

翌々日、夫は渋々、7000円を振り込みに郵便局へ出かけた。

                                       
                                      2007/7/30


あれから一年2ヵ月。
お陰さまで、今のところまだ一度も違反切符を切られていません。
もっとも、夫はわたしに隠しているかも知れませんが…。
都合の悪いことは、たいてい黙っていますから。
わたしもですが。