ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

★何を言われても


      〜 2007/3/7 〜


昨日は日本語指導ボランティアの日。

日本語教室に日本人と結婚しているフィリピン人の主婦、Aさんが、来日したばかりのフィリピン人女性Bさんを連れてきた。
Bさんも今日から日本語教室の生徒さんだ。
日本語はまだ簡単なあいさつ程度しかできない。
Aさんは日本に来てから既に5年が過ぎ、日本語はかなりうまく喋れるようになっている。
Aさん、先輩として、かいがいしくBさんの世話を焼いていた。

Bさんは、着ている物が子どもっぽいし、てっきり20代前半だろうと思い込んでいた。
ところが、話しているうちに34歳だとわかった。
思わずわたしは、
  “Oh,you look so young!”
と声を上げると、Bさん、満更でもないといった顔でニコニコしている。
すると、すかさずAさんが言った。
   「この人、アタマはseventeenね」
周りにいたボランティア・スタッフたちが、皆、ハハハと笑う。
Bさん、やっぱりニコニコしていた。

Bさん、しっかり日本語を勉強して、「まッ、失礼なッ!」って言い返せるようになろうね。
                         
           
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言葉が通じないと、何を言われても、ただニコニコするしかない場面に出くわすものです。
「わかりません。何て言ったんですか?」と訊けない人の場合、ことに誤解を招きやすいものです。
わたしも、根が慎ましやかなので、聞き取れなくても、しつこく訊けないほうです。
台湾で語学学校に通っていた10数年前、わたしは実年齢マイナス10歳、独身ということになっていました。
もっとも、これは、誤解を招いた結果というより、かなり確信犯的ではありますが。