ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

★娘は深刻


   〜 2007/4/9 〜


昨日は県議会議員選挙の投票日。
夫と一緒に投票に行った。
受付で、夫の後ろにわたしが並んだ。

選挙通知ハガキを渡して受付をすませると、投票用紙をもらう。
夫は、その用紙を受け取ると、何を思ったか、すたすた投票箱に向かった。

   え〜〜〜!何で?どうして?

用紙を投函しようとした夫に、監視員の方が夫に声をかけた。
夫は、オッと、というような表情をして、後ろを振り向いた。
後ろに投票机が並んでいるのを確認し、机の方に引き返した。

その一部始終を見ていたわたしは、夫とは他人のような顔をして、夫からずっと離れた投票机で投票し、投票箱に用紙を入れ、さっさと投票会場を出た。
夫が後を小走りで追ってきた。

そのことを、夜、Skypeで娘に話した。
わたしは、思い出してもおかしいので、夫のあやしい行動をケラケラ笑いながら話した。
ところが、娘は全然、話に乗ってこない。
あいづちさえもしなくなった。
「わたしは笑えんよ」
と低い声で言った。続けて、
「パパ、大丈夫?最近、若年性アルツハイマーが増えてるんでしょう?」
と心配そうに聞く。
思いも寄らぬ娘の反応に、わたしの方も白けてしまった。
わたしより娘の方がずっと夫のことを想っているのではないかと気づいた夜だった。


     ********************
  

わたしは冷たい人間なのか、父が生存中、父のことを案じたりすることは、あまりなかったように記憶しています。
でも、それは、母が常に父を労わり、大切にしていたからではないか、とも思うのです。
母に任せていれば安心、という気持ちがあったせいでしょう。
してみると、娘の胸のうちに、「パパをあのママだけには任せられない」って不信感があるのでしょうか。