ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

★父と娘


  〜 2007/4/16 〜

昨日は日曜日。
日曜日の夜10時からは、いつものように娘とのSkypeタイム。
いつも夫が先に済ませ、わたしに替わる。

夫は張り切って1週間の出来事を順を追って娘に語る。
「へぇ〜」「そう」「すごいじゃん」と、あいづちを打ちながら娘は夫の話に耳を傾けている(ふりをしている)。
15分くらい夫が一方的に話し続け、やっと話のネタが尽きたのだろう。
「△子は、仕事はどう?慣れた?」
と娘の方に話を振った。
待ってましたとばかりに娘が仕事の悩みを話し始める。
しかし、しばらくすると、
「パパ、聞いてる?返事がないんだけど…」
という娘のイラついた声が聞こえてくる。
いつものことだ。
「ほんとパパはわたしが真剣な話を始めると、突然、集中力が切れるんだから」
それを潮時にわたしに替わる。

娘が日本の企業で働いていた時もそうだった。
離れて住んでいた娘と週末、やはり長電話するのが習慣だった。
会社での不満や愚痴が始まり、親に意見を求めようとすると、とたんに夫の口数が減る。
夫は電話が長くなると、どういうわけか他のことを考え始めているのだ。
そして、ポイとわたしに受話器を渡す。

昨夜は、相変わらずの夫の不可解さ、不親切さを肴に二人で夫をこきおろした後、女二人のお喋りに興じた。
ふと振り向くと、夫はテレビをつけたまま居眠りしている。
時々、キャッ、キャッと大声で笑うわたしに 、
「声が大きい」「うるさい」とねぼけまなこで反応する。
幸せな男だ。

今朝、夫はベッドから出ながら、
「夕べは△子に悪いことした。真剣に話を聞いてやればよかった」
とボソッと一言。
これがあるから、むげに夫を責められない。


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今でも変わらず面倒な話になると、わたしに替わります。
これまでずっと困難なことは一手にわたしが引き受けてきたような気がします。
 ……………        
ちょっと自慢入ってますね〜。